冬の研修感想文③ 大変参考になった基本ルール

2024.02.07 研修報告

(昨年11月から今年1月まで、東証スタンダード上場企業2社で思考力文章講座を実施しました。受講した方の感想を紹介しています)

3か月の文章研修の感想と今後にどう生かしたいか                                                                                                                                                                                      

昔から作文は苦手だ。しかも、字が汚いためなるべく避けてきた。この文章塾では、手書きでないことが救いである。受講の前には、大変だと思う気持ちと、文章を習ういい機会だと思う気持ちの両方があった。          

最初は、何を書いていいかわからず、書き出すまでに苦労した。書き出すと、文章が長くなって決められた文字数を超えてしまうため、削っていく作業で苦労した。返却された添削を確認すると、不要な部分ともう少し詳しく書く部分があり、今でも難しいと感じている。経験を積んでいくしかないと思った。                                                       

経理の仕事をしていると、文章を作る機会が多い。税制改正や会計基準の変更など、全社員の業務に影響を与える場合がある。税務や会計になじみがない社員でもわかるように、説明文やマニュアルを作成し、全社に通知を出す。最近では、消費税のインボイス制度導入や電子帳簿保存法の電子データ保存があった。全社員を対象に、制度の概要と当社での取り扱いの説明文を作成した。内容が難しいため、わかりやすく書いているつもりでも難しくなってしまう。改めて文章の難しさを感じた。            

文章を作るときには、最初に結論を書いて、そのあとに内容を書くように心掛けている。長文になると、最後まで読んでもらえない。途中までしか読まない人にも趣旨が伝え、なるべく最後まで読んでもらえるように気をつけている。                                     

この文章塾では、文章の基本ルールなどを教わった。今まで文章を勉強する機会がなかったため、初めて知る内容ばかりで、大変参考になった。特に、自分の思いや感想を入れて文章に深みを出すことには苦労した。文章は書き方と知識・教養の二本柱。書き方を教えていただいたので、知識と教養を身につけることを習慣にしていきたい。                             

今後も、文章を作る機会は多いので、この文章塾で習った基本ルールに基づき、簡潔で読みやすい文章を作っていけるように経験を積んで成長していきたい。