春の研修感想文② 「作家気分で楽しむ」(東証SのB社5人)

2024.04.25 研修報告

2024年4月修了 思考力文章講座3ヶ月コース

課題「文章研修の感想と今後にどう生かしたいか」

(東証スターンダード上場B社=情報・通信機器等製造=5人の感想です)

◉「今から作家仕事をしてくる」。毎週末、書斎に向かいながら家族に告げていた言葉だ。

3か月前、文章研修を受けることになった。課題として、毎週違ったテーマで作文をするのだ。平日は日常業務があり、課題をする余裕はない。仕事で疲れ果てた体を、作文へと向かわせるのは容易ではなかった。

折角なら楽しんでやろうと考え、週末は「作家」になることに決めた。創作意欲を高めるため、作家気取りで文を書くことにしたのだ。出来上がった作文を「作品」と呼んだ。妻は迷惑そうであったが、彼女を愛読者とし、作品を一番に読める栄誉を与えた。 

最初は、敬体と常体という言葉も知らず、一作目を「ですます調」で書いてしまった。「である調」で書いた次作は、全体が引き締まり、大人の文章になったのを実感した。 基本ルールに問題がないとの講評を頂き、自信を持つことができた。次第に文作りが楽しくなってきた。

今春から、3つの課を統括する責任者に昇格した。部下からの申請書、報告書に目を通す機会が増えた。なんと読みにくい文書の多いことか。「文章づくりの基本8か条」を学んだお陰で、文書の拙さが分かるようになった。同時に、文章力が向上しているのも実感できた。 研修を受けていなければ、部下の文章の間違いを指摘することもできなかったであろう。

最近では、議事録の作成に注力している。若手が議事録を作り、直属の上司が添削する。私が再度添削し、配信する。 今後は、中堅社員にも議事録を作成してもらうつもりだ。本社への業務週報にも力を入れている。部下が書いた週報を、私が添削してから提出する。自身の学びを生かし、部全体の文章力向上に繋げるつもりだ。

苦しくもあり、楽しくもあった作家生活が、ようやく終わりを告げようとしている。最後に記者、作家、小説家など全ての物書きの方々に敬意を表したい。

◉自身今まで経験しなかった。研修時期も含めて、少し大変だった。テーマに沿った作文を考える事は、意外とプレッシャーのかかる日々であった。課題を通して思いを伝える事の難しさに、何度も直面した。                                   

しかし、取り組む中で文章の表現方法や構成を読み手に伝える方法、言葉の使い方を学ぶことができた。完璧ではないが自身の文章力及び時事への関心度は向上したと感じている。大変ではあったが、価値ある研修だったと考える。ちなみに、ここ数日間の今週の教養「稲盛語録」 は、より興味を持って読んだ。同郷であり現代の薩摩偉人として、尊敬している。                                           

「基本8か条」が意外と難しいことに気付いた。よく指摘されたのが、文章のスリム化という点だ。確かに、余分な個所と感じる部分やスリム化を意識する余り、言葉足らずな点がある。自分の語彙力の少なさも実感した。文章を簡潔かつ明瞭にすることは、人とのコミュニケーションを図る点においても役立つと考える。この点に気付いたことは、私の財産となる。                                                          

今後は、これらの学びを実務に生かしていきたいと考える。具体的にはビジネス文書の作成、メールのやり取りなど日常業務は勿論、会話や商談等のコミュニケーションにも活かしていこうと考える。社内においてもメールや報告書によく目を通す事がある。今後は、より文章に関しても研修での知識を活用し、皆と共有し、伝えようと考える。                        

そして、可能ならば皆に是非「受講」して欲しい事を伝えたい。苦しいこともあるが、自分のスキルアップに必ず繋がる。                                                                                                    

研修を終えるにあたり、まだ完全でない自分の文章力を業務の中で、実践を重ね「文章の極意」を意識しながら取り組みたいと考える。                                                          

最後に、長谷川講師ありがとうございました。                                                          

◉3ヶ月の期間での文章研修を受けるとなった時は、普段の業務に加えて苦手な作文を書く時間を取れるか不安が大きかった。与えられた課題は幅広く、自分の人生や、現在の社会情勢、会社の現状を考えさせられる課題もあった。今後変わっていく技術革新についての課題もあった。

自分の人生については、「こんな人生を送りたい 」や「今までの人生で一番印象に残っている言葉」など、これからの生き方や今までの人生経験を振り返り、今後どうしていくべきか考えさせられる内容だった。自身の健康や家族の健康、将来設計を見直す良い機会になった。また、 今までの経験を踏まえた、自身の価値観を確かめる良い課題を頂いた。人生で一番印象に残っている言葉に関しては、大先輩からもらった助言を基礎として営業職に励んでいる。この言葉は今後も大事にしていきたいと改めて感じた。

毎日届くメルマガでは、社会情勢など有益な情報が多く、要約されていてわかりやすい。その中で「日本経済の問題点」や「自社の強みや課題」など身近なことから大きな枠組みでの現状分析と課題を考える良い機会になった。提出した課題の講評で課題の意図を指摘頂き、自分が意図を汲み取れていたかを見直すことができた。chatGPTを初めて活用する機会も与えられた。実際使用することで、便利さと改善点を認識する良い機会になった。

今回の研修で、自身の考えをどうすれば相手にわかりやすく伝わるかを学ぶことができた。現在、支店の週報をまとめて本社に報告する役割を担っているが、文章研修で学んだ知識を生かし、取りまとめを行っている。他人の文章を見ると、基本ルールからはみ出た報告は内容がわかりにくい。他者にわかりやすく伝えようと意識できていない報告内容になっていると感じる。相手に伝えるためには、基本ルールを守り、起承転結を意識しなければならない。本社への報告や営業活動においても、相手に伝わるよう今回の研修を活かしていきたい。     

◉この3か月間、毎週様々な課題で作文を書いてきた。最初にいただいたテキストの「文を書くことは考えることが大原則」という言葉の重要性がよくわかる研修だった。課題に取り組む中で、わからない事は積極的に調べ、聞き流していた日々のニュースもよく聞いて考えるきっかけになった。また、他の人の考えも参考にしながら、更に自分の思うところを考えることができた。                                                           

昔から作文は得意ではなかった。最初の課題では思いついたことをただ書き連ねていた。案の定、講評で指摘され添削箇所も多かった。少しずつではあったが、校正を考えて書くようになり、添削箇所も減っていった。課題には、「自己認識」「会社・仕事」「時事・社会」があった。「自己認識」「会社・仕事」については、自分の考えや目指すところを改めて考えるきっかけとなった。「時事・社会」については、苦手分野と認識できた。ニュースで理解しているつもりでも、深く理解していない部分が多く、文章にすることが難しかった。                                               

この研修を通じて初めて操作したChatGPTには驚かされた。生成AIはニュース等で知っていたが、人間と会話するようにやり取りができるとは思っていなかった。ネットの記事と同等ぐらいの信憑性を持つと考えれば、いろいろ活用できると可能性を感じる事ができた。この研修課題がなければ、ChatGPTを活用することはなかっただろう。                                                          

今後は、この3ヶ月間の経験を生かして、仕事や私生活でより効率的に文章が書けるよう努力していきたいと考えている。具体的には、文章を書く際には常に校正を意識し、自分の考えを明確に表現できるようにする。また、日々のニュースをより深く理解し、物事について考え文章に落とし込む力を向上させる。ChatGPTなどの新しい技術も積極的に活用する。これらを通じて、自己成長と周囲への貢献をめざしていきたいと思う。                                                       

                                                             

◉長く短い3ヶ月間の文書研修が終わった。率直な感想は「苦労した」の一言である。自分は文書を書くのは基本的に苦手で特に長文になるとなおさらだ。研修を受けるとなった際に資料を見た時、出来るか不安があったが何とか、最後の研修までたどりついた。課題の内容によっては不得意分野などもあり、調べたり考えたりする事もあり知見を広げられる時間にもなった。

研修で学んだ事は大きく3つある。文章を書くにあたり一文60文字、一段落200文字程度を目安に書くこと。これは基本中の基本だが最初に書いたときには、まったくできておらず注意を受けた。自分は短いと伝わりにくいと思ったので一文を長く書いていた。しかし、逆に伝わりにくい文書となっていた。指導後は60文字の中でどう伝えるかを言い回し方など考えながら書くようになった。

文書の構成を最初に考えるようになった。今までは漠然と文を書いていた。アドバイスもあり800文字なら1段落200文字程度の3~4部構成で文を書くようにした。そうすることで各部にテーマを持たせ、課題に対して角度を変えて書くようにした。

メールマガジンの最後の文にもあるが「文書の書き方は書き方と知識・教養が二本柱です。」とある。自分はこの研修で自分の知識・教養不足を感じた。自分では知っていると思っても意外と上辺しか知らないことが多いと感じた。今後はもう少し深堀りしていきたいと思った。これは文書を書く事だけではなく仕事をするにおいても通ずるところがあると思う。

研修はこれでおわり、文書の書き方は未熟ですが始める前と比較すると格段に自分の中では良くなったのではないかと思っている。

そして、文書を書くことに対しての抵抗が少しは無くなったと思います。

最後に、つたない文章ばかりでしたが親切丁寧な指導をしてくださり長谷川先生には感謝申し上げます。