研修の感想文②「思考力が対応力になる」
3か月(5~7月)の思考力文章講座を受講した方が書いた感想文です。中堅企業の管理職の方です。
3か月の文章研修の感想と今後にどう生かしていきたいか
研修を始める前は、文章の作り方や構成に時間と労力がかかると思っていた。実際には、与えられたテーマに対してどう考えているのか、考えていないのであればどう考えるのか、に時間と労力がかかった。会社についてのテーマでは、自分の立場からの視点だけではなく、会社としての広い視点で考えていなかったと気づいた。個人の体験では、自分が漠然と思っていたことを文章にすることによって、考えが整理された。今まで頭の中だけで考えることで十分だと思っていたが、書くことの有効性が理解できた。
添削をしてもらうと、文章の中で削れる部分の指摘が多々あった。また、具体例が少ないといった指摘もあった。自分の書いた文章を見返す作業は、主観的に見直していたため、説明が不足することや過剰になることがあると分かった。
今回の研修では、文字数も限られた中で、自分の伝えたいことを、できるだけシンプルな文章で具体例を交えながら効率よく伝えることを学んだ。メール中心のビジネスコミュニケーションでも非常に有効である。メールは長く残り、かつ、後日検索によってすぐに見つけることができる便利なツールである。実際に10年前のメールを検索して対応することもある。このようなときに、お互いにシンプルで分かりやすい文章になっていれば、その時に何が起こったかすぐに理解できる。議事録も同様である。
また、今回の講座で学んだ思考力も今後生かしていきたい。思考力は文章を書くだけではなく、考えを整理し、様々な状況に対応する力にもなる。人とのコミュニケーションにも重要で、考えをまとめ、伝えていく力となる。
これからは、日々考えたことを文章としてまとめ、思考力と文章力を継続して高めていきたい。そしてこれらの力をコミュニケーション力として、円滑な業務や人間関係に役立つようにしていきたい。