研修の感想文⑥「父の瘦せて骨太な手を思い出した」

2023.08.09 研修報告

「3か月の文章研修の感想と今後にどう生かしたいか」

まず書き方として、①余計な言葉を省く②具体的な体験や事例を使う③話の流れ、論理を大事にする、はある程度習得できたと思う。特に②に関しては、読み手に訴え、独自性を出すために有効な方法であることを認識した。

仕事として作文、論文を書くことはあまりないが、ビジネス文書に通じると思う。①は報告内容を簡潔にするため、②はわかりやすく伝えるのに有効である。③は事実や結果から所見を述べるには論理的でなくてはならない。今後もしっかり意識して書く。

話す時にも重要だと考える。余計なことは省いて、具体的な経験や事例を交えて論理的に話す。心がけていきたい。                                                                    

                                                                                                                                                                                                                        次に知識と教養だが、今回の文章塾では、いろいろなことを調べながら書いた。もっと知識があれば違うことを調べ、内容も充実したものに変わっていたかもしれない。今後の財産になるので、いろんなことに興味をもって、継続的に身につけたい。                                          

メルマガでは、きょうの教養の松下幸之助語録、「あらゆる面ですぐれた人もいなければ、反対にすべて劣る人もいない。一長一短だ。その長を取り、短を捨て、全ての人を生かすのが大事」。難しいが、肝に銘じておく言葉として、心に残っている。                                                             

もう一つ、チャットGPTはかなり利用するようになった。課題になければ、恐らく使っていない。                                                                                                                                                             

文章の勉強、習得もさることながら、作文を書くなかで、いろいろなことを思い出し、振り返った。父との思い出である芥川龍之介の小説「杜子春」を読み返してみた。寝物語で聞いたことを思い浮かべ、そして亡くなる前に握った、痩せているが骨太の手を追想した。久しぶりに父のことで感慨にふけることができた。また励みにもなった。その意味でも、とても感謝している。