研修の感想文⑦完「観察力と洞察力を錬磨したい」

2023.08.10 研修報告

3か月の文章研修の感想と今後にどう生かしたいか

講師に添削とご指導をいただくことにより、自分の書いた文章を客観的に見なおすという良い機会となった。3か月の研修期間中、週一回の課題は思っていたほどに負担にはならず、むしろ楽しんでこれに取り組むことができた。Eメールによる通信は、仕事において重要とされる「報・連・相」と顧客サービスの基本ツールであり、また公式な記録ともなる重要性がある。今回講習で気づき、学ばせていただいたことを即仕事に活かし、自らの仕事の質の向上に努めていこうと思う。ご指導いただいた長谷川講師と、研修の機会を与えてくださった会社に感謝したい。 

字数の制限のなかで、与えられた課題についての考えや、知識を述べることは難しい。自分の場合は、毎回長く書き上がった文章を推敲しながら、制限の字数に近づけることに時間をかけなくてはいけなかった。出された課題のほとんどは800字が制限の目安。この字数は、メールで送る文章の長さとして短くはなく、また長すぎることもない。 読む相手が、短い時間で内容を正しく理解する文章を書くのによい練習となった。読む相手が誰であれ、客観的な情報は簡潔にする。そして、自分の考えと意見は、抽象的な表現を避け、その根拠を理路整然と述べることで説得力のある文章となる。

良い文章とは、まずわかりやすいこと。そして文章に書かれた意見や考えに相手が同意しなくても、それをひとつの考えや意見として認めてもらえることだと思う。そのような文章を書くためには、作文の技術だけを磨けばいいというわけではない。知識と経験から生まれる観察力と、洞察力を錬磨し続けることも大事になる。いくら正論を言えても、それを裏付けるものが薄っぺらだと思われたら、そこには説得力はない。口頭で伝えるのも、文章で伝えるのも、どちらも同じ言葉である。自分らしさは言葉に現われる。自分の言葉を豊かにしてくれる新しい経験に躊躇せず取り組み、自らの言葉を見返る謙虚さを忘れないようにしたい。