9月修了の研修感想文②「作文が楽しく、講評が待ち遠しくなった」

2024.10.19 研修報告

2024年9月修了 思考力文章講座3ヶ月コース(東証プライム上場系企業)

課題「3か月の文章研修の感想と今後にどう生かしたいか」(提出された作文を原則そのまま掲載しています) 

長谷川先生、3か月の文章研修ありがとうございました。研修が始まる前は、800字程度の作文を、毎週遅れずに提出できるか心配だった。回が進むにつれて、先生の返信が待ち遠しくなり、あっという間に3か月を迎えた。良い勉強になったし、作文が楽しくなった。

最初のテーマ「こんな人生を送りたい」で、自分の今の作文能力を知りたく、自分の筆が進むままに書いた。先生から返ってきた講評では、基本ルールと、読む相手への配慮を指摘された。次の回から基本ルールは守る事ができた。読む相手への配慮は最後まで難しかった。なるべく具体的に、流れを考えて書く努力をしたが、最後まで指摘を受けた。文章には必ず読み手がいる。当たり前のことだが、改めて理解した。

最初、継続できるか心配であった毎週の作文が、最後は楽しくなった。楽しくなった理由は3つだ。

1.先生の添削が素晴らしい。先生が添削して修正した文章には、躍動感がある。読んでいて心地が良い。

2.先生の講評が優しい。先生の人柄も伝わってくる。相手を思いやるだけではなく奮い立たせる文章で、先生の返信が待ち遠しくなった。

3.最初と比べて添削が減った。ほぼ修正なしの文章が、2回あった。読み手を意識した文章になったからだと考えている。

今回の文章研修を今後どのように生かすかだが、既に業務で利用している。特に、メールを送る際に気を付けている。今まで、接続語を多用していたが、今はなるべく一文を短くしている。外来語にも気を付けている。改めて書いてみると、日本語の方が分かり易い。次の段階に進むには、知識と教養が必要だ。知識をつけるために、日経新聞を読み始めた。先生の毎日のメルマガも読んでいる。教養は、次第に身に着くのを待とうと思う。

お世辞抜きに、文章研修は楽しかったし勉強になった。出来れば、先生からのメルマガは、継続して頂きたい。添削がなくとも、書くだけでも勉強になるので、毎週のテーマを頂けるとありがたい。先生、3か月、ありがとうございました。

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この3ヶ月間、さまざまなお題について文章を作文する講座を受講してきた。この講座を通じて、作文という行為が単なる文字の羅列ではなく、深く考え、感じ、表現するプロセスであることを実感した。

最初は、与えられたお題に対してどのようにアプローチすればよいのか戸惑いがあった。特に、普段自分が考えないようなテーマや視点を求められると、どうしても頭が固くなりがちであった。しかし、講座の進行とともに、少しずつその壁を乗り越えることができた。お題に対して、自分の考えを整理し、言葉にすることで、より深い理解が得られることに気づいた。

一つのお題に対して、多角的に文章を作文できる中で、自分がなにをどのように伝えたいか考えることは難しさがあった。興味関心があることであるが、理解が弱い部分があり調べることからはじめた。それでも文章にすることに難しいと感じた。

講座の中で学んだ「構成の重要性」も大きな発見であった。作文はただ思いついたことを並べるのではなく、しっかりとした構成が必要である。導入部、本文、結論といった骨組みを意識することで、より論理的で説得力のある文章を書くことができるようになった。特に、結論部分では、自分の主張を明確にし、読者に何を伝えたいのかを考えることが大切であると感じた。

最後に、作文を通じて得た最大の成果は、「表現することの楽しさ」である。自分の考えや感情を言葉にすることで、他者とコミュニケーションを図ることができる喜びを感じた。これからもこの経験を生かし、日常の中でさまざまなテーマについて考え、文章で表現することを続けていきたいと思う。この講座は、私にとってただの学びではなく、自己表現の新たな扉を開く貴重な体験であった。これからも、作文を通じて自分自身を深めていくことを楽しみにしている。

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書き方の基本ルールに対する添削箇所は最初から少なかった。その一方、「印象に残らない」「具体的にどう取り組むのか」などの独自性を問われる講評が多かった。

自分を見つめ直し、より個性的かつ素直な表現をしましょう。1回目の課題「こんな人生を送りたい」に対する、長谷川先生からのアドバイスだ。文章の軸となるメッセージが弱かったのだ。公私の状況をいろいろ書いたが、結局どんな人生を送りたいのかと問われた。

普段の仕事でも同じであった。資料を相手に合わせて説明が出来て、一定の評価は得られるが、自分の意見を言えずに終わることが多い。つまり物足りないのだ。うまく立ち回ろうとするあまり、相手に合わせ過ぎてしまうのだろう。

10回目の課題「最近もっとも気になること」が転機になった。2年半前から患っている持病の薬をやめるかどうかについて書いた。今まで誰にも言えなかったことだ。発症前の出来事から発症後、どんなことを考え、どう乗り越えたか、結論を決めずに書きはじめた。吐き出すように一気に書き、読み返すうちに頭の中が整理された。 

自分に向き合うことで、前向きな結論になった。ようやく自分なりの表現ができた。私にも強い意志や独自性があったのだ。

現在、管理職としてチームをまとめる立場である。課題を推進していくには、上席と部下の間で、うまく立ち回ることも必要だろう。ただ、より責任を持って部を預かる立場を目指すなら、独自性を磨き表現力を鍛えることが大事である。相手に自分がどんな考えを持っているか伝え、信頼関係を構築するためだ。今まで以上に自己開示が必要になるだろう。文章研修で学んだ自分なりの視点を持つことや、社会の知識を継続的に増やしていくことを肝に銘じ、仕事に取り組んでいく。 

まずは、定例の役員、経営への損益報告において、ただの説明で終わらせず、資料作成者ならではの視点を加えていく。自分の作る資料で会社の業績に貢献したい。

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この3か月間を振り返ると、大変なこともあったが、今は達成感を感じ、文章を書くことに対して以前よりは自信がついた。毎週様々な課題を提出する中で、自分の知らない分野のテーマであれば、インターネットなどで情報収集することもあった。それによって新たな情報との出会いがあり、好奇心をくすぐられる一面もあった。知るということが楽しいと感じることが出来た貴重な体験だったと思う。

一方で、課題提出に追われた3か月間でもあった。通勤中の電車内では終わらず、休日にかかることもしばしばあった。情報収集が必要なテーマは、想定以上に時間がかかった。しかし、その大変さと現在の達成感を天秤にかけても、個人的には研修を受講できてよかったと感じている。

 文章を書いていて自身の語彙力が低いと感じることも多かった。単語、熟語、比喩など、表現したい気持ちに対してマッチする言葉が頭に出てこず、焦燥感に駆られたことがあった。しかし思い返せば、長男が生まれてから、きちんとした本を読んでいないかもしれない。結婚するまでは小説が好きで必ず鞄に入れていたものだが、徐々に読まなくなってしまっていた。運動も同じだが、日々のトレーニングの大切さ、語彙力を高めるために本を読むことの重要性に気づかされた。

研修をどう生かしていくかについては、誰が読んでも勘違いせず、分かりやすい文章を書くことにつきる。例えば、業務マニュアルや会議資料の作成だ。それらの資料は年齢や性別、知識量も異なる人々が目にするもののため、まさにその手腕が試される。

そして、分かりやすい文章を書く能力は汎用性が高い。文章が整然としていれば頭の中が整理されていて、上司部下とのコミュニケーションも円滑になるだろう。上司は報告を聞いて安心し、部下は明確な指示で動きやすい。これからも日々トレーニングのつもりで文章を書き、頭の整理をすることで、その能力を高めていきたいと思う。

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この3か月間の文章研修は、私の文章執筆スキルを飛躍的に向上させてくれた貴重な体験である。研修前は、文章を書くこと自体に抵抗があり、書くことの目的や構成、表現方法など、基礎的な部分で苦労していた。しかし、研修を通じて、文章の基本的な構成や、読者を意識した表現方法、また、書くことの目的や意義を学ぶことができた。

特に印象に残っているのは、文章の構成についての指導である。研修前は、文章の構成をあまり意識せず、思いつくままに書いていた。しかし、研修で学んだ「起承転結」の構成法や、文章の流れを意識した書き方は、非常に有効だと思う。文章の質を向上させる上でも大いに役立っている。また、文章には具体的な例と独自性を記載することで読み手の興味を引くことを学べたことも大きな収穫である。

この研修で学んだスキルや知識は、今後の仕事や生活で大いに役立つと確信している。仕事では、メール、会議資料など、文章を書く機会が多くある。研修で学んだスキルを活用することでわかりやすく、伝わりやすい文章を書くことができ、仕事の効率や質を向上させたい。 今後は、研修で学んだスキルや知識を定着させるため、継続的に文章を書き続けていきたいと思う。また、仕事では、研修で学んだスキルを活用して、より質の高い文章を書いていくつもりである。

この研修で最も大きな収穫は、考えて書くことを習慣化したことである。研修前は、文章を書くこと自体に抵抗があり、書くことの目的や構成、表現方法など、基礎的な部分で苦労していた。しかしながら、研修を通じて、文章を書くことの楽しさや意義を学ぶことができた。考えて書くことを習慣化することで、文章を書くことが苦痛ではなくなり、むしろ楽しみとなりつつある。今後は、考えて書くことを習慣化したまま、業務に取り組んでいきたい。