秋の研修感想文⑥三島由紀夫の「文章読本」読破に挑戦
「3か月の文章研修の感想と今後にどう生かしたいか」
会社から今回の研修の指名を受けた時には、正直自信がなかった。私は文章を書くことが苦手で、仕事で部下に指示する時は、メールではなく会話を選ぶことの方が多かった。しかし文章力向上のチャンスと思い、今回の研修には前向きに取り組めた。
オンラインセミナーでは「文章の極意」を学んだ。わかりやすく、簡潔な文作りを心がけること。また言葉の重複を避けること。いずれも意識していたつもりだったが、実際に課題を作文する段階になると徹底できていないことが浮き彫りになった。また自分の考えが上手く伝えられず、長谷川さんからのたくさんの「?」をいただいてしまった。読み手の立場になっての文章が書けていないことを痛感した。
興味のあることや日ごろ感じていたことがテーマであるときは筆が進んだが、なじみのない時は課題完成まで時間を要した。知識・趣向の偏りがよくわかった。毎朝送られるメルマガでは時事ネタに長谷川さんのコメントが書かれていて、自分のとの視点の違いが勉強になった。また日ごろ読んでいる新聞やNET記事では拾えない話題もあり、視野を広げるうえでメルマガの購読は勉強になった。
今回の研修での学びを二つ実践していきたいと思う。一つは様々に文章に触れることだ。余暇の過ごし方に読書を取り入れたい。最近はYouTubeで動画を受動的に見ることばかりだったので、まずは紹介いただいた三島由紀夫「文章読本」を読破するつもりだ。趣味に偏らない幅広い知識も得たい。
もう一つは書類やメールを書いてすぐ提出・送信するのではなく、相手の目線になってチェックすることだ。必要な情報がわかりやすく、簡潔に述べられているか徹底したい。特にメールは感情的になってしまう傾向があるため、冷静になる時間を設けたい。自分の書類だけでなく、部下の書類も同様に指導していきたい。