老舗企業が3か月の集団講座を修了

2023.04.03 研修報告

創業100年を超す東証スタンダード上場の老舗企業で、役員を含む幹部社員が今年1月から3か月間、思考力文章講座をグループで受講しました。「会社と株主のあるべき関係」といった経営に関係するテーマから、「こんな人生を送りたい」という個人に関わる思いまで、合計12回の課題作文を見事に書ききりました。人的資本経営時代の研修の一環です。

毎週月曜日が締め切りで、最初は一文が長かったり、余分な言葉もあったりしました。しかし、ていねいさを心がけて講評を毎回返送したところ、メッセージが明快ですっきりとした文章にどんどん改善していきました。締め切りに遅れることもなく、見事完走しました。以下はぞれぞれの感想です。

60歳代の役員「文章を作ることは楽しいと感じました。添削を受けて、正しい書き方や直すべき点が明確になり、今後の自信につながりました。特製テキストは、指示事項を忠実に守るだけで確実に上達するので、大変参考になりました。毎朝のメルマガは、紹介されているニュースを押さえておけば、朝の話題に困ることはありませんでした。週替わりの教養講座は楽しみでした」

40歳代の課長「ふだん考えないことや社会人として考えるテーマを書き、勉強になりました。スタート当初は苦労し、最後まで書くことはしんどかったですが、楽しくなってきました。特製テキストは大変参考になりました。ニュース解説は楽しく読めたましが、時にレベルが高いとも感じました。より多くの知識や言葉が必要だと感じた3か月でした。休日にたまには読書をしようと考えています」

40歳代の課長「今までの文章はいかに不足点が多かったか気がつきました。思っていたより書けないと驚きました。よぶんな部分が多くだらだらし、自分の視界が狭いことも衝撃でした。簡潔な文書こそ意味が通じることがよくわかりました。身近な平易なことから経営に関わるものまで、幅広く考えることもできました。メルマガは内容豊富で、全て読めませんでしたが、勉強になりました」

30歳代の課員「通信講座の経験はありませんでしたが、いい意味で機械的、技術的に指摘を受けたので、厳しい批評を受けても折れずに続けることができました。毎週金曜日に考え、書く習慣が身につきました。決められた時間に集中し、書くことに向き合う重要性や有効性を学びました。特製テキストは書き始める際のよき指針になりました。メルマガの教養講座は、楽しく学び、面白く読みました」