10月23日からの教養講座は「ユダヤの格言」

2023.10.22 お知らせ

イスラエルとガザ地区ハマスの対立が深まっています。イスラエルは地上侵攻を準備し、大規模な流血が予想されます。イスラエルとパレスチナの対立は長い歴史があり、日本人が理解するのは簡単ではありませんが、知らないではすまされない問題でもあります。

今週は「ユダヤの格言99」(滝川義人著、講談社+α新書、2005年)を取り上げます。イスラエルはユダヤ人の国ですが、ユダヤ教と長い流浪や迫害の歴史を背景に強固な共同体を築いています。ユダヤ人の考え方を知ることは、中東問題を知る手がかりになります。

滝川さんは、現地の共同体「キブツ」で2年間生活した後、駐日イスラエル大使館に30年以上勤務しました。ユダヤ社会の特徴は、家族を重視し、子どもの教育に力を入れることです。金融や商業、メディアに強いというイメージですが、格言はもっと人間の基本に関わる内容が多くなっています。