3~4月修了者の研修感想 伝わる構成、基本ルール、メルマガ・・・多くの気づき

2025年3~4月修了 思考力文章講座3ヶ月コース(東証スタンダード上場企業2社)
課題「3か月の文章研修の感想と今後にどう生かしたいか」(提出された作文の一部について、原則そのまま掲載しています)
この3か月を振り返る。文章は、書き方と知識・教養の二本柱が必要。身に着けるためには、「習慣が大切」の考えを基本とする。長谷川塾メルマガを読むことが毎朝の日課になった。時事と教養の2本のテーマを読むことができ、有意義な時間を過ごした。毎週の課題は、自身の振り返りと、考えさせる内容。提出期日に追われ、慌ただしい日々が続いた。添削は、アメとムチ。毎回刺激があった。
相手に伝わる構成を意識すること、内容に興味を持たせることの重要性を、毎回の添削の中で繰り返し学んだ。自分の癖や曖昧な表現を指摘されることが多かった。うまくまとめられなく、中途半端な内容で提出すると、案の定指摘された。添削されて、自分の文章力の無さに気づかされる。文章力とは「整える力」だと認識することができた。
構成の基本や文章のリズム、言葉の削ぎ落とし方など、実務に応用できるヒントも多い。毎回の学びがそのまま日常業務に活きる内容だったことも大きな収穫。単に「書く」技術ではなく、「考える」「伝える」力としての文章力を磨く場であったと感じた。
今後はこの研修で得た知見を、業務メールや報告書などに活かす。伝わる文章、信頼される表現を心がけていく。学びを一過性で終わらせず、日々の実践の中で磨き続ける姿勢を大切にしていく。定期的に自分の文章を見直し、スキルの向上を継続していきたいと考えている。
継続は習慣化によって加速されるとも感じた。最初は意識しないとできなかったことが、やがて日常の一部になり、自分の力として定着していく。その流れをつくるためには、完璧を目指すのではなく、「少しでもいいから続ける」という柔軟な姿勢が必要。よりよい文章を目指していく。
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3か月間の研修が終わる。私は作文が苦手で、これまで何度も意図とは違う解釈をされたことがある。少しでも改善できればと思い、本研修に臨んだ。
初回はとにかく基本ルールを強く意識した。勝手が分からず何度も直した。目途とされる作成時間の数倍を費やし、大苦戦の末に何とか完成させたが、あと11週続けられるのかかなり不安になった。
予想に反して初回の講評内容は良好だった。時間をかければそれなりの文章を書ける、と少し手ごたえを感じた。ところが2回目以降、普段あまり意識していない課題になると極端に進まなくなった。情報が溢れる時代だが、課題の都度調べるだけでは、要した時間に対して中身のあるものにはならない。普段から知識や教養を見つけておく必要がある。自身に足りていないものだと実感した。
全12回、基本ルールに関する指摘はほぼなかったが、度々「内容の深堀」、「具体性」、「独自性」がほしい旨の指摘を受けた。読み返すとそのとおりで、基本ルール厳守と文章の捻出に手一杯で、読み手が求めるであろう内容に触れていないことが多かった。相手の立場から文章を考えることが必要だと気付くことができた。
もうひとつ、1文を簡潔にすることの有効性を知った。リズムよく読むことができ、内容が入ってきやすい。不要な言葉を極力削り、文字数に対する情報量を増やすことがポイントである。今は意識して文章を作成している。まだまだ改善の余地はあるが、研修前を比べ、読みやすくなったと思う。
今回、作文の基本を勉強できたことと、自身の改善点を認識できたことはとても有意義であった。今後も文章を書く機会は多い。社内連絡、取引先へのメール、顧客への報告書、私が作成する文章の種類と読み手は様々である。読みやすさを意識し、読み手の立場に立った文章作りを心掛けたい。そのうえで、知識や教養を身に付け、より読みがいのある文章を目指していこうと思う。
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3ヵ月にわたる研修を通じて、自分の思考と向き合う時間を得た。私はもともと文章を書くことにコンプレックスがある。大学ではビジュアルアートを専攻し、就職後も写真や映像制作に携わってきた。ストーリーを考えることは好きだったが、伝える手段は視覚的表現が自然であった。この研修は自分にとって挑戦であり、かつ貴重な学びの機会となった。
毎回の課題に取り組むなかで、「書くことは考えること」だと実感した。言葉にすることで、漠然とした思いが明確になり、思考が整理されていく。この過程を繰り返すうちに、文章を書くことが自己対話のように感じられた。書く技術も大切だ。しかし、「自分は何を考えているか」、「何を大切にしているか」、そうした思考を深める力が養われたと強く感じている。自分を理解するための大切なプロセスであった。
今後、この学びをどう生かすかを考えたとき、最初に思い浮かんだのは管理職としての視座の広がりである。現在は顔の見える範囲でのマネジメントが中心である。しかし、上位の職責に就けば、組織全体の機能理解と部署横断的な働きかけが求められる。正直、まだその姿を明確に描けてはいない。しかし、そのためには自分の思考力を高め続ける必要があると確信している。また、部下のマネジメント力の成長を支える視点も求められる役割の一つである。
最近は、意識して部下に仕事を任せる機会を増やしている。当初は不安もあったが、信頼して任せることで自らの業務の幅が広がっていきつつある。その結果、より高い視点で会社に貢献できると確信している。自分の役割を見極め、次世代へバトンを渡していくことも、私の果たすべき重要な責務である。
研修で得た「書くこと」への意識の変化は、社会人としての成熟にもつながると感じている。文章を通じて自分を振り返り、他者との理解を深める力として、今後もこの学びを意識的に活用していきたい。
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私が文章塾を受講しようと思ったきっかけは、自身の「文章力」を高めたいという思いからである。小学生の頃から国語が苦手で、特に作文など文章を書くことは得意ではなかった。社会人になってからは、書類作成など「文章」に触れる機会が多く、苦手分野を克服したい思いが強くなった。そんなとき文章塾が会社内で受講できると知ったので、自身のスキルアップのために受講した。
初回の課題では、10数年ぶりの作文もあり、600字書くのにかなりの時間を費やした。書き始めの文章がなかなか書けず、文章を考える時間が多いことでスムーズに進まなかった。しかし、基本ルールや段落を意識して文章を考えると、書き出しからスムーズに文章が浮かび時間も短縮することができた。また、課題テーマも様々な分野から出題されたので、時事問題や社会について考える機会になった。
チャットGPTを使用した作文では、はじめて生成AI に触れることができ、最新技術の進化に驚いた。生成AIを会社で使用すれば、業務の効率化や顧客サービスの向上など、様々な分野で活用できる可能性を秘めている。こうした技術も文章塾を受講したことにより知ることができた。また、会社の研修報告書の作成を行う際、文章を考える時間が短縮され、文の構成や段落の使い方など学んだことを生かすことができた。
今後は、会社で書類作成をするとき学んだことをしっかり頭に入れて、誰が読んでも読みやすい文章を書いていきたい。また、文章力の向上は、「自己表現」の向上にもつながるので、自分の意見をしっかり伝えられるようにしたい。
今回で文章塾は終了だが、これを機に文章に触れる機会を増やし、自分に合った文章スタイルを勉強したい。さらにレベルアップするため読書にもチャレンジし、様々なスタイルや技術を吸収することが、今後の目標である。人生をより充実させるためにも、文章力の練習を欠かさないようにしていきたい。
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3か月間の文章研修は率直に面白かった。拙い文章に対して、長谷川先生の適切なアドバイスをうけることができるため、毎週の講評と添削が楽しみだった。
楽しみであったが、自分はやはり文章を書くことが苦手だ。基本ルールの理解も遅れたが、知識と教養がないため、言葉の意味をスマホで調べ、何度も見直しを行った。1つの課題に4時間以上かけていたのではないかと思う。「文を書くことは考えること」とあったが、まさにその通りだと感じた。普段こんなに考えることも、調べることもない自分には、とても良い刺激になった。
具体的なエピソードや自分の考えを明確に伝えることが難しく、曖昧な表現や冗長な文章を書いてしまい、何度も指摘を受けた。限られた文字数の中で、伝えたい内容を整理し、表現することが今後も課題である。
漢字で表現することが必ずしも適切でないことも知った。「子供」は「子ども」と書くことが、特に印象に残っている。供え物という言葉があるように大人の付属物という印象を与えるためだが、考えたこともなく驚いた。横書きの場合は洋数字が基本であり、文脈に応じて動く数字に限り洋数字で、固有で独立した言葉は和数字でよいことも学んだ。
チャットGPTの利用も初めての体験だった。キーワードを入力することで見事な文章が生成されることに驚いた。課題の提出に物凄くお世話になり、利用した時の文章は先生に褒められた。適切に利用できるよう学び、日常生活や業務の効率化につなげていきたい。
基本ルールを守った文章はとても読みやすくなることに気が付いた。読み手に優しい手法は確実に身につけ、メールや報告書の作成時に活用していきたい。部下の書いた目標設定シートをチェックする場面で、速やかな指摘やアドバイスができたのは、この研修の成果だと思う。短い期間でしたが、丁寧なご指導いただき、ありがとうございました。
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文章講座の受講を通して多くのことを学んだ。様々な情報に触れ、深く考えることは、社会人として成長するために必要である。学んだことを、今後の生き方や、仕事で意見を言う際に役立てたい。
個人のテーマでは、過去に思いをはせ、自己を見つめ直す良いきっかけとなった。自らの体験や考えを文章にしたことで、詳細な自己分析をすることができた。今後も継続して自己理解を深め、感じた思いや反省を人生に生かしたい。
会社、社会のテーマで実感したことは、思考するためには、知識や情報収集が不可欠であることだ。その事象に対して知識がないままでは、深く思考することはできない。浅い知識のまま意見を述べたところで、的外れな可能性がある。論理的で一貫性がある意見にするには、多くの知識が必要だ。学生時代に、将来何の役に立つのかと感じていた勉強は、このためだったのだと理解した。学びなおしや情報収集で知識を増やし、思考を深めた自分の意見を持ちたい。
添削を通して、物事を多面的に考えることができていないと気が付いた。深く考えたつもりでいた意見が一方的で、説明不足や問題点があった。自分の意見を大事にしつつも、全て正しいと思わず、客観的に見られるようにしたい。物事を様々な角度から考えられるようにするためには、やはり知識が必要だ。
私は論理的に考えをまとめることが苦手なため、克服したいと考えて文章研修を受講した。学んだことを身に着けて、仕事で意見を述べる際に役立てたいと考えている。論理的な思考は一朝一夕では身に着かないだろう。まずは習慣づけのため、時事を調べ、考えを文章にまとめることを定期的に行う。継続することで、思考の質や速度を上げ、論理的に考えをまとめられるようにしたい。
調べることや、考えを文章にすることは、世界や自己を知るために重要であると実感した。「文は人なり」という言葉通り、自分自身と共に文章を成長させたい。様々な情報や意見に触れて視野を広めつつ、他の誰でもない私の意見を考え続けたい。
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3ヶ月間の文章研修を通じ、伝わりやすい文章作成の基礎や新しい視点を学ぶことができた。また、情報を多面的に捉える視点を養い、文章に深みを持たせる方法を教わりながら、説得力のある表現力を身につけた。研修の初期段階では、800字の文章を書くことが難しく、自分の語彙力や表現力の不足を痛感した。
しかし、毎回の添削を通じ、分かりやすい文の構成や具体例の効果的な活用法を学びながら、少しずつ課題を克服することができた。添削によるフィードバックを受けることで、世間の出来事により関心をもち、改善点を的確に掴む能力も向上したと感じる。これらのスキルを今後の業務や日常のコミュニケーションにも活かしていきたい。
また、読みやすい文章を書くための工夫も学ぶことができた。段落構成や簡潔な表現を意識することで、伝えたい内容を正確かつ明確に届けることを心がけるようになった。稟議書や業務メールの作成においても、これらのスキルを活かし、効果的な情報伝達を目指したいと考えている。特に、情報の受け手を意識した文の構成や、必要な情報を簡潔にまとめる技術は、業務効率の向上にも繋がる。今後も研修で学んだ文章力を生かし、より説得力と読みやすさを兼ね備えた文章作成を追求していきたい。
また、課題提出の回数を重ねるにつれ、文章の説得力を高めるためには文章力を磨くことに加え、知識を広げる必要があると気づいた。新聞記事やネットニュースを読む際は、ただ情報を受け取るだけでなく、物事の良い面と悪い面の両方から捉える習慣が身についた。これは、文章作成のときだけではなく、社会人に必須の姿勢であると気づくきっかけになった。
文章塾に参加したことで得た知識や技術を基に、情報収集力をさらに高めながら新しい知識を積極的に吸収していきたい。文章研修を通じて得た経験は、自分自身を成長させる大きなきっかけとなった。この学びを基に、より充実した文章を作成するための努力を惜しまないでいたい。