6月修了者の研修感想文①(東証プライム系企業)文章の奥深さ知る、考えるクセがついた・・・

2025.06.27 研修報告

2025年6月修了 思考力文章講座3ヶ月コース(東証プライム系企業)

課題「3か月の文章研修の感想と今後にどう生かしたいか」(提出された作文の一部について、原則そのまま掲載しています) 

◎「伝える」と「伝わる」は別物  今回の研修を受けて、自分の文章がいかに「自己中心的」な構成になっていたかを痛感した。1行60文字以内の制限、誤字脱字、文章の構成を改めて学んだ。日頃、会社への報告資料、お客様へのメールを作成しても、相手にどう伝わるかを意識できていなかった場面が多かったと反省した。

今回の研修で、「伝える」と「伝わる」は別物であるという基本に立ち返ることができた。今後は、物件紹介文やレポート、提案資料などにおいて、相手の立場に立った「伝わる文章」を意識していきたいと思う。特に力を入れたいのが、社内外の報告書やメール対応の改善だ。社内ではスタッフ間の意思疎通が円滑になり、外部では信頼感のある対応につながると思う。

さらに、ChatGPTのような生成AIは、今後の文章作成における強力なパートナーになると確信した。たとえば、お客様からのクレーム対応メールの草案を作るときだ。法的・心理的な配慮が必要な表現をChatGPTでチェックする事により、効率と精度の両立が可能だ。また、苦手意識のある長文の構成チェックや、別視点での表現提案にも活用できる。

ただ、AIはあくまで補助的な存在であり、最終的な判断や「人間らしい感覚」は自分自身が担うべきだと感じている。不動産業は、人と人との関わりが多く、「温度感」が伝わる言葉選びが信頼関係に直結する。AIと対話しながら文章をブラッシュアップする姿勢が、今後ますます重要になると思う。

今回の研修を機に、文章力を単なる「業務効率化の手段」としてではなく、「相手と信頼関係を築くツール」として捉え直した。継続的に意識し、日常業務に落とし込むことで、より良い仕事の成果につなげていきたいと思う。

また、多忙になると日々のニュースを見逃し、日経新聞を見ない日もあったが、今回の研修を機に毎日必ず見る癖を継続していきたい。

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◎文章の奥深さに感動  文章研修を3ヵ月間にわたって受講し、私は計り知れない学びと気づきを得ることができた。当初、研修の案内を目にしたとき、「これは自分の不得意分野だ」と強く感じ、内心では重たい不安を抱いた。定休日明けの午前が課題提出の締め切りというスケジュールも重なり、取り組む前から気後れしていたのを今でも鮮明に覚えている。

実際に研修が始まると、自分の文章には基礎的な力が不足しており、長谷川先生から多くの丁寧な指摘を受けた。毎週の課題に向き合う中で思うように書けず、試行錯誤する日々が続いた。支えとなったのが毎日届けてくださるメルマガだった。簡潔ながらも深みのある言葉に触れた。「文章とはこれほどまでに奥深く、魅力的なものなのか」と感動し、次第に書くことへの抵抗感が薄れていった。

課題に取り組むごとに、「伝わる文章とは何か」「読み手に配慮した展開とは」といった視点が養われた。自然と構成にも工夫が生まれるようになった。はじめは文書を作ることに躊躇していた私が、気づけば文章表現を楽しみ、書くことそのものを前向きに捉えられるようになった。

この研修で得た知識と実践は、今後の業務において大いに活用できると確信している。たとえば、顧客とのメールでは、的確かつ温かみのある表現で信頼関係を築ける文章を意識したい。また、部下が作成する文書に対しても、読み手の視点に立って具体的なアドバイスができるように活用したい。自ら発信する資料や報告書においても、誰が読んでもわかりやすく、共感してもらえるような内容を目指したい。

今後も新聞やネットニュースなどを積極的に読み、語彙力や表現の引き出しを広げ、日々の実践の中でさらなる自分磨きを図っていきたい。そして、苦手意識を克服し、文章を書くことの面白さと成長の実感を与えてくて深く感謝します。 

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◎文章力向上はビジネス能力の開発に通じる  3か月の文章研修に取り組み、たいへん有意義な経験となった。作文を書くこと・考えることは幼少の頃より苦手で今回の研修は大変な苦痛を伴うものと覚悟し参加した。しかし、研修を進める上では明確なルール提示や考え方のヒント等の的確なサポートもあり、迷いなく取り組むことができた。独自性も尊重され、具体的かつ前向きなフィードバックや改善策の提示もあり、楽しんで受講することができた。

研修をして特に感じたのは、文章力を鍛えることはビジネス全般の能力開発に通ずるということだ。制限の中で、自己表現をする訓練を繰り返した。特定の制限の中で想いや考えを表現することは本当に難しかった。研修を受けて、業務でも明確に変化を感じることができた。「このメールは冗長すぎないか、研修ルールを参考に句読点・文字数を意識してみよう。」 など自然と実行できるようになった。                                                              

会話する際も無駄に冗長な話し方になっていないか・要点が正確に伝わっているかをより意識できるようになった。分かりやすく、読者を惹きつける文章作成できるということは、言葉に出して魅力的な会話ができることと同じであると思う。一見関係ない様に思っていた、営業の側面・対人関係の側面でも文章力は大きく関わっていると感じた。                                                             

今後は自身の文章力を一層鍛え実務に活かすこと、身近な人に経験を伝え自己研鑽のヒントとしてもらうことに活かしたい。スポーツ等と同様、文章作成においても知識を詰め込むだけでは不十分と実感した。苦心しながら文章を作ることで負荷がかかり、成長の実感を得ることができ、教訓となる経験となった。                                                            

今回の研修は自分自身と向き合う機会にもなった。普段の思考停止を反省し、前向きな気持ちを持って課題に取り組むことができた。結果、新たな気付きや活力を得ることができた。ひとりではこの様な機会を得ることはできなかったと思う。たいへん為になる機会に恵まれたことに感謝したい。 

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◎考えることが増えた実感  3か月の文章研修によって、基本ルールがあることを学んだ。全12回の課題を通して思ったことは、日々仕事のことしか考えておらず、他のことはあまり考えていなかったということである。第1回の「こんな人生を送りたい」に始まり、自分の人生の未来を想像することも過去を振り返ることもしていなかった。自己認識をする良い機会をいただいたことに感謝している。

研修で感じたことは、800字で伝えたい内容をまとめるのは非常に難しいということである。伝えたい内容を文章に打ち込むと、毎回1000字程になっており、それを800字以内に添削することに時間を要した。スリムにまとめようとすると、具体性を欠いてしまい、やや曖昧、具体的に、明確にと添削をいただくことが多かった。明確に伝えるということはとても大事であるため、今後も意識して改善していきたい。

私の仕事は、お客様に文章で伝達するケースが非常に多い。わかりやすく、簡潔に書くことの重要さと難しさも学んだ。今回の研修で学んだ基本ルールとスリムな文章を追求していくことは、今後の業務で活用していかなければならない。お客様に分かりやすい文章でこちらの意図をお伝えすることは、必要な能力だからである。

文章は、書き方と知識・教養が二本柱。知識・教養をつけるためには習慣が大切、と毎日のメルマガでアドバイスいただいている。必要幅広い知識を得ることは、自分自身の成長にも繋がる。日々様々なアンテナをはり、情報に触れる機会を作っていきたい。

メルマガで良質な情報に触れ、なぜ起こったことなのか、今後どうなるかを考えるようになった。今までとは異なり、日々考えることが増えた実感がある。このことが、今回の研修によって得られた最も大きな変化である。毎日、時事問題に触れる時間を確保し、気づきの継続を行っていくことで、自分自身の成長を果たしていきたい。3か月間、添削いただきありがとうございました。

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◎自分の3つの癖を発見した  3か月の文章研修は自身の文章力を知る機会となった。研修開始時、800文字は多いと感じていた。しかし、実際に課題に着手すると、結論に至る前に800文字を超過してしまったのである。構成を考え、端的な言葉で文章作成することが求められていることを痛感した。文章力の無さを感じた瞬間だった。その結果、自身の考えをまとめること、端的な文章で表現することを意識するようになった。

 課題提出と講評を繰り返すことで自身の癖がわかるようになった。大きく3つの癖があった。1つ目は、回りくどい文章になりやすいこと。2つ目は、同じ言葉を重複して使用しやすいこと。 3つ目は、抽象的な文章となり独自性が出にくいことである。自身の癖を知れたことは今回の研修において大きな成果である。

今までは頭に思いつくままに文章を作成していたが、自身の癖が出ないように端的な文章を考えるようになった。この効果は、研修の課題だけではない。仕事のメールや会社の報告においても端的でわかりやすい文章を心掛けるようになった。                                                                                                                                                
 今回の研修で、文章作成への意識が変化したが、自身の語彙力が足りないと感じることがあった。しっくりくる言葉が見つからないことである。表現する最適な言葉が見つからないと結果回りくどい文章となる。課題提出の中で何度もあり、案の定指摘として講評が戻ってきた。これは今後の課題である。

 3か月の研修を終えて、今後に生かしたいことは2点ある。1つ目は、研修で学んだ文章の基本ルールを忘れず、文章作成を続けることである。すでに変化している感覚はあるが、メールや報告文書に生かしていきたい。

  2つ目は、今後も良質な文書に触れ続けることである。新聞や書籍など、良質な文章に触れることで語彙力向上の課題を解決したい。

 研修で、自身の意識が変化したことこそが大きな効果である。

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◎自分の成長を実感  3ヶ月にわたる文章研修を終え、振り返ると自身の成長を強く実感する大変意義深いものだった。当初、週に一度の課題提出は、億劫に感じていた。研修が進むにつれ、次第に講評と添削が楽しみになっていく自分いた。文章がどのように改善されるのか、どのように評価されるのかという期待感が、学習意欲を引き立ててくれた。文章というものはただ情報を伝えるだけでなく、読み手の心に訴える力を持っていることを再度認識した。

研修を通じて学んだことの一つとして、文章のぜい肉を落とすことは、読みやすく、伝わりやすくなるという点だ。また、テーマを掘り下げ、自身の意見を入れることで、より個性を発揮し読み手の興味を持ってもらうことの大切さも学んだ。 今後、社内外を問わず大きな武器として活かしていきたい。

印象的だったのはChatGPTを活用した作文課題だ。生成AIを初めて使用したが、短時間で精度の高い文章を作成できることに驚かされた。時代の進化を肌で感じると同時に、業務効率の向上に向けて、業務にどのように取り入れるべきか考えさせられた。AIを有効に活用することで、創造性を補完し、より成果を上げられる可能性が広がると感じた。

この研修を経て、相手に明確に伝えるための文章作成技術が向上したと実感している。言葉で伝える際にも、伝えたい趣旨を簡潔に話すことを意識するようになった。文章だけでなく、日常会話でも内容を整理し、わかりやすく伝えることを意識することで、コミュニケーションの質が上がった。このような変化をもたらした研修を受けて、本当に良かったと心から思っている。