6月修了者の研修感想文②(東証スタンダード上場企業)楽しくなった作文、生成AIに驚き・・・

2025.07.09 研修報告

2025年6月修了 思考力文章講座3ヶ月コース(東証スタンダード上場企業)

課題「3か月の文章研修の感想と今後にどう生かしたいか」(提出された作文の一部について、原則そのまま掲載しています) 

◎負担な作文が楽しみに変わった  文章塾を受講したのは会社に勧められ、受講しないと会社での立場が悪くなるような気がしたのが本当の理由だ。

文章を書くことについて得意とも不得意だとも思ったことはない。それは大人になり、文章を褒められたことも、何か指摘されたこともないからだ。

最初のテーマ「こんな人生を送りたい」ではありのままを自由に書いた。

少しでも読者の印象に残るように面白く、分かり易く書いたつもりだったが講評は散々なものであった。初回にして気持ちが折れかけてしまった。

2回目も同じ指摘を受け、改めて文章を書くことの難しさを知った。1文は60文字以内、構成の配分なども初めて知ることが多かった。また日常的に使っていた「子供」を「子ども」と記載した方が良いなど新しい発見も講評の度にあり、気持ちが変化して行った。

決められた文字数の中で読者の興味を惹く文章を書くのはとても難しい。詳細を伝えるために長々と書くことが良いわけではないし、必ずしも伝わるわけでもない。構成も本当に大切だ。教えられたルールに沿って書いてみると、とても簡潔でしっくりとした印象になり、文章を書くことが面白くなった。

それからは、ふとした時に浮かんだ言葉や面白い文面が浮かんだときはメモに残し課題に向かった。せっかくなら良い点を取りたい。どう書いたら興味を持たれるか、どう構成したらまとまった印象になるかを私は結構考えていたと思う。高いのか低いのか分からないが項目評価で9点、総合評価で40点を超え、成長を実感できたのは嬉しかった。

私は主に休日に課題に取り組んでいた。最初は負担に感じていたが楽しみに変わった。平日、営業に回る中で日々変わる景色や人との会話にヒントを見つけ、文章に変えていくのも楽しかった。

 仕事に文章はつきものだ。伝われば普通の文章でも困らないが、相手の興味を惹く文章の方が良いし、きっと仕事も良い方向に変わる。それがわかって良かったと今考えている。

    ◆

自分の長い会話にも気がついた  当初はかなり苦戦した。1文が長く、段落もはっきりしない。内容よりも書き方の指摘が多く、そこに意識をもっていくのが大変であった。だらだらと同じようなことを書く癖がついているようで、分かりやすく簡潔な文章ではなかった。

思い返せば、会話も長くなっていたと思う。自分の考えを長く喋り、同じことを何回も繰り返す。まさに文書研修で指摘された内容である。考えをまとめる前に話していたのではないかと思う。

毎週様々なテーマの文章を書くことは大変であったが、自分に足りないことを気付けてとても有意義であった。時事を掴み、教養をつける。そのことが文章を高めることにもつながる。文章を書くことが減っているなかで、考える力、分かりやすく伝える力をつけることができ、感謝しています。

生成AIを使った文章の作り方も学べたことも大きかった。会社や客先に提出する書類で使用できるときは積極的に使用していきたい。ただし、生成AIに全てを頼るわけではなく、自分の意見も反映させ完成度を上げていくことが重要である。

提案書など、納得していただく文章というのは分かりやすいことが重要である。お客様の有益な情報を分かりやすくまとめ、説得力を持たせることが出来るのか。展開をしっかりと考え、伝わりやすい文章にする訓練ができたのではないか。

分かりやすく、簡潔にということは、部下やお客様と話す際に、非常に重要な事である。常に自分の文章が整っているのか、学んだことを振り返り自己研鑽に努めていきたい。

今後もニュースを見ることや、本を見る機会も増やしていきたい。引き出しを増やし、分かりやすいだけでなく、読んでくれる人を引き付ける文章にもしていければと思う。この研修で学んだことを活かし、今後の人生を歩んでいきたい。

    ◆

◎文章は思考の見える化だった  文章講座を受講して三か月が経ちました。この短い期間の中でも、自分の中で大きな変化があったと実感しています。もともと文章を書くことに対して苦手意識があり「伝えたいことがうまく言葉にできない」といった悩みを長年抱えていました。この講座では、文章の基本から応用まで体系的に学ぶことができ、講座を始めていくにつれ自信を持って書けるようになりました。

印象に残っているのは、「結論から書く」「一文一意を意識する」「不要な修飾語を省く」について学んだことです。これまで自己流で書いていた自分にとって大きな気づきでした。PREP法(結論→理由→具体例→結論)や、ロジカルに展開する技術を身につけたことで、筋道の通った文章が書けるようになりました。

また、添削課題を通して、自分の書き癖や曖昧な表現に気づくことができました。講師からのフィードバックは具体的で実践的であり、ただ学ぶだけでなく「実際に使えるスキル」として定着させることができました。また、AIを活用した添削や表現例で新しいと技術にも触れることが出来たことは貴重な経験でした。

はじめは指摘されるたび、落ち込むこともありました。回を重ねるごとに自分の表現に対する意識が高まり「伝わる文章」とは何かを考えるようになりました。フィードバックを通じて得られた気づきは、これからの自分にとって大きな財産になると思っています。

文章は「思考の見える化」であり、ビジネスにおいめて重要なスキルであると再認識しました。今後は学んだことを日々の業務で活かし、コミュニケーションをより円滑にするために、さらに磨きをかけていきたいと思います。

今回、このような貴重な機会を与えていただきましたことに、心より感謝申し上げます。

    ◆

◎チャットGPTの有用さに驚き  3か月間の文章研修を終えて一番の感想は、楽しかったということである。課題が始まるまでは、毎週文章を提出すると考えると、億劫でなかなか気が進まなかった。しかし、実際に課題を提出すると良い部分は褒めてもらい、改善点を端的に指摘してもらえた。内容も分かりやすく、改善点を頭に入れながら、次の課題に取り組むことができた。

当初は段落や一文を長くしすぎないといった基本的なことも分かっていなかった。冗長な文章になりやすい傾向があることも、指摘されて初めて認識できた。課題を複数回こなすことで、まとまった文章を作成できるようになり、楽しく課題に取り組むことができた。自分の考えについてもコメントをもらえるため、どのような反応も貰えるか楽しみでもあった。

この研修を通して学んだことを、仕事上どんどんで生かしていきたい。得意先とのメールのやり取りが多いが、電話と違って相手の温度感が分からないため、苦手意識があった。しかし、わかりやすい文章を作るコツを覚えたため、以前よりも抵抗感なくやり取りを行えるようになった。自信が無いと内容を何度も推敲することになるため、それだけで時間がかかっていた。その時間を短縮できることで、業務の効率化もおこなえるようになった。

課題の中でチャットGPTに触れる機会もあり、詳しく学ぶきっかけになった。あまり積極的に使用していなかったが、調べたい情報をまとめてくれるなど非常に有用であることが分かった。仕事上でもさまざまなことに活用できるため、もっと使用していこうと思う。

今回の研修を通して、文章の作成方法だけでなく、さまざまなことを勉強できた。課題の中で時事問題について触れることも多く、日本や世界が置かれた状況を今一度考えるきっかけになった。研修はこれで終わりとなるが、ニュースを見て自分の意見を考える習慣は、今後も大切にしていきたい。