６月１２日からの教養講座は「理想の国語教科書」

１２日からの教養講座は、斎藤孝・明治大学教授の「理想の国語教科書」から５編を選んで紹介します。本の帯には「小学３年生から全世代がくり返し味わいたい『すごみ』のある名文」「最高レベルの日本語に出会おう」と書いてあります。

選ばれた文章は３１編あります。文学の夏目漱石や森鴎外ら、評論家の福沢諭吉や小林秀雄ら、海外からはシェイクスピアからトルストイ、ヘレンケラーまで実に多彩です。斎藤教授は「国語は体育」「読書はスポーツ」と書いています。大量の反復練習で技を身につけるプロセスは、日本語力でも同じという考えです。

私も「いい文章に触れ、自分で書いてみることが、文章上達の近道」と思っています。とくかくたくさん書く、バットを思い切って振る、足を振り抜いて強いシュートを放つ。楽しく、頑張りましょう。