7~8月修了者の研修感想文 自分の苦手と癖を知る、生成AIと格闘、視野が広がった・・・

2025年7・8月修了 思考力文章講座3ヶ月コース
課題「3か月の文章研修の感想と今後にどう生かしたいか」(提出された作文の一部について、原則そのまま掲載しています)
◉生成AIの文章作成で苦労 私は文章研修で3つの大きな気づきがあった。仕事をする上で文章を書くことに苦手意識はなかったため、研修自体に対し身構えることはなかった。しかし自身の視野の狭さや新しいことに対する恐怖心と向き合うきっかけとなったと感じる。
研修の目標にもしていた「読む人の心を動かす表現を学ぶこと」。読み手を想像し文章作成に励んだが、伝えたいことを伝えきることの難しさを実感した。自分の感情が乗るほど、書きたいことと書くべきことの取捨選択に迫られ、読み手と背景が共有しきれない場面が何度もあった。言葉選びの上達は一朝一夕にはいかない。
普段触れてこなかったジャンルのニュースを見る習慣もついた。私は前々から興味のない分野へ関心を向けることを苦手としていた。常にスマホでは目を引く見出しの記事ばかりを読み、国際政治ら歴史が絡む記事は避けていた。課題で国際政治がテーマとなった際は、自身のあまりの無知具合に呆れるとともに恥ずかしさも覚えた。身の回りに起こる事象に対し意見を持ち続けられる大人であるための良いきっかけとなったと感じる。
課題の中で最も苦労したのは生成AIを使用した文章作成だ。そもそもどのように使うのかも分からず、AIの提案する「それらしい文章」の取り入れ方にも苦戦した。食わず嫌いがあり挑戦を避けてきたが、AIは私にない観点を指摘、提案してくれた。AIを使用すると視野を広げられることに気づけたのは大きな収穫だ。新しいことに対する恐怖心と向き合うと同時に、これからの社会を生き抜くために使いこなしたいという意欲も湧いた。
私は研修での学びを業務だけでなく私生活にも生かしたい。深みのある考えを持ち、それに呼応する言葉を使えるよう、研修期間に留まらず興味関心を広げ続けたい。ニュースだけでなく、様々なジャンルの本に触れて、考え方や表現に触れていきたい。新しいことにも臆せず挑戦し、時代の変化に適応し続けられる人でありたい。
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◉ 時事問題への知見を広げたくなった 今年4月に長谷川キャリア文章塾で文章講座を受けられることを聞いたとき、期待に胸を膨らませた。最近、より良い文章を書くことができるよう個人で模索していた。しかし、今まで文章を添削してもらえる機会がなかったため、個人の文章に対して指導してもらえる当講座が大変魅力的だった。
受講前に定めた個人目標は「伝えたいことを相手へ着実に伝えられる文章を書けるようになること」だった。文章を書くことに苦手意識がなかった私は、今まで習得したスキルを評価してもらいたい一心で1回目の課題に取り組んだ。結果、基本ルールの指摘はあったが、「書いてあることは、よくわかる」とコメントいただき、自信につながった。
しかし、そう思ったのは最初だけで、回数を重ねるごとに、苦手なテーマがあることに気付いた。それは何かの事柄や誰かの意見に対し自身の意見を述べることだ。相手と異なる意見や否定的な意見を述べることが苦手な私は、自身の考えをまわりくどい文章で表現する癖があった。簡潔に述べなければならないと分かっていても、伝え方か分からず目安となる制限時間を大幅に超えることが増えていった。
それに対し、講師から代替となる言葉の提案や、補填すべき情報のフィードバックのおかげで、毎回多くの学びを得ることができた。特に「相手が疑問を抱かないような文章を意識すること」という言葉は印象に残っている。これからもその言葉を念頭に置いた上で文章を作成しようと思う。また、主体性を持って文章を書くことの大切さを学んだ。
そのためには、時事問題を理解し知見を広げることをはじめ、語彙力を身に着ける必要がある。今回学んだ基本的なスキルを徹底すること。そして、知識を習得した上で主体性のある文章を書くことを意識し、今後も文章力を向上させていきたい。
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◉成果を仕事と私生活でいかしたい 私は文章研修で3つの大きな気づきがあった。仕事をする上で文章を書くことに苦手意識はなかったため、研修自体に対し身構えることはなかった。しかし自身の視野の狭さや新しいことに対する恐怖心と向き合うきっかけとなったと感じる。
研修の目標にもしていた「読む人の心を動かす表現を学ぶこと」。読み手を想像し文章作成に励んだが、伝えたいことを伝えきることの難しさを実感した。自分の感情が乗るほど、書きたいことと書くべきことの取捨選択に迫られ、読み手と背景が共有しきれない場面が何度もあった。言葉選びの上達は一朝一夕にはいかない。
普段触れてこなかったジャンルのニュースを見る習慣もついた。私は前々から興味のない分野へ関心を向けることを苦手としていた。常にスマホでは目を引く見出しの記事ばかりを読み、国際政治ら歴史が絡む記事は避けていた。課題で国際政治がテーマとなった際は、自身のあまりの無知具合に呆れるとともに恥ずかしさも覚えた。身の回りに起こる事象に対し意見を持ち続けられる大人であるための良いきっかけとなったと感じる。
課題の中で最も苦労したのは生成AIを使用した文章作成だ。そもそもどのように使うのかも分からず、AIの提案する「それらしい文章」の取り入れ方にも苦戦した。食わず嫌いがあり挑戦を避けてきたが、AIは私にない観点を指摘、提案してくれた。AIを使用すると視野を広げられることに気づけたのは大きな収穫だ。新しいことに対する恐怖心と向き合うと同時に、これからの社会を生き抜くために使いこなしたいという意欲も湧いた。
私は研修での学びを業務だけでなく私生活にも生かしたい。深みのある考えを持ち、それに呼応する言葉を使えるよう、研修期間に留まらず興味関心を広げ続けたい。ニュースだけでなく、様々なジャンルの本に触れて、考え方や表現に触れていきたい。新しいことにも臆せず挑戦し、時代の変化に適応し続けられる人でありたい。
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◉自分の文章の癖がわかった 3か月にわたる文章研修を通じて、文章作成の基本姿勢と改善点を具体的に学ぶことができた。課題文章の添削を受けることで、自分の文章の癖や弱点を客観的に把握できた。特に「ぜい肉を省く」ことは、文章を読みやすくし、伝えたい内容を明確にする上で重要であると実感した。文字数のルールのもと、簡潔で伝わる文章を書くのは最初こそ難しかったが、繰り返しの練習で徐々に理解を深めることができた。
自分の文章の癖として、具体性に欠ける点やうわべだけで終わる点が挙げられる。また、段落がやや長めになり、語尾表現が口語的で、文章に緩みが出やすく、接続詞を多用しがちな点も課題である。これらを改善するためには、文章構造の設計や語彙の精査、段落ごとの情報整理が不可欠であると感じた。
また、独自性を出すことの難しさも痛感した。リアルな体験談や自分の視点、独自の発想を文章に反映させることは特に課題であり、毎回点数が伸び悩んだ。しかし、体験談を交えることで読み手の親近感や興味を引きやすくなることを理解できた点は大きな収穫である。
今後は、研修で学んだ簡潔性と独自性を両立させることを目標にしたい。文章を作成する際には、まず段落ごとの構成を意識し、情報を整理して余分な言葉を削ぎ落とすことを習慣化する。また、自分の体験や具体例を意識的に盛り込み、読み手の視点を常に意識した文章作りを心がける。これにより、X投稿や内部告知資料など、実務でわかりやすく、簡潔な文章をスムーズに作成できる力も身についた。
さらに、多角的な視点を取り入れることで、文章に深みや説得力を持たせる工夫も重要である。研修で得た学びを日々の業務に生かし、読み手に伝わる質の高い文章を継続的に書けるよう努力していく。加えて、担当しているラジオ番組により多くの人が関心を持つよう、興味を引く表現にも挑戦していく。
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◉1文60字とぜい肉減らし学ぶ 私が今回の文章研修で学んだ点は2点である。「1センテンス60文字以内、1パラグラフ200文字以内」の基本ルールと文章のぜい肉をなくすことである。
1点目の学びは今回の研修で習得できたと感じている。最初はこのことを気にせずに書くと簡単に60文字を超えてしまうし、段落のバランスも悪い文章を書いてしまっていた。3か月の研修をとおして、最初は意識的に短くしなければという考えをもって書いていた。今では60文字程度に収めなければならないという前提の下で文章を書けているため、文字数がオーバーすることも少なくなってきた。
段落のバランスも気にするようになった。細かく段落を分けることで文章の構造が分かりやすくなり、より要点が伝わりやすい文章となっている。長い文章になればなるほど段落の分け方が重要であると、この研修をとおして強く感じている。
今後はメールで要件を伝える時、提案資料を作るときなど文章を書く機会にこのルールを意識する。読み手が読みやすく、要点を理解しやすい文章で、読み手側へ負担をかけないようにする。要点が分かりやすいと、読み手側は要点以外の重要でない部分に掛ける時間が減少する。発信する側は注目してほしい部分に注目してもらえるため、論点がずれることも少なくなると思う。
2点目の学びはまだ習得できていない部分が多い。各課題で提出前に文章のぜい肉がないかを意識しながら自分で校閲して提出をしている。しかし、添削いただいたものを振り返ると、削ることができる部分が多くあることに気づく。今回の課題もぜい肉には気を付けているつもりだが、添削される部分が多くあるのではないかと思う。
研修は終了するが文章のぜい肉を減らすトレーニングを引き続き実行する。文章のぜい肉がなくなれば文章も短くなり、要点も見やすくなる。読み手側の労力も削減できるため積極的にぜい肉を減らす意識を持ちながら業務に取り組む。ただ、ぜい肉をなくし、文章を短くしすぎると、主張が丸出しになってしまいストレートに相手に伝わってしまう。クッション言葉を使うなどTPOに合わせた文章を書かなければならない。