９月２５日からの教養講座は「中高生のための哲学入門」

「哲学」と聞くと難しそうですが、自分の生き方と考えれば、わかりやすいでしょう。９月２５日からの教養講座は「中高生のための哲学入門」（ミネルヴァ書房）を取り上げます。第４章「自分なりの答えを見つけて、育ててみよう」から一部を紹介します。

中高生向けの本ですが、むしろ大人が学ぶべき内容です。筆者は山口大学教授の小川仁志さん。京都大学法学部を卒業して大手商社に入りましたが、体質に合わずに退社し、フリーターや市役所職員を務めた異色の経歴です。その中でいろいろなことを考えたようです。

テーマは「与えられた答えを疑う」「視点を変えてみる」「言葉を駆使して考える」「対話をする」「自分の頭で考える」です。社会人にとっても重要な人生哲学になるはずです。平易な言葉で深く考えてみましょう。