1月9日からのメルマガ特集は「ジェンダー平等」

毎朝メルマガで週ごとに特集している教養講座は、1月9日から、「ジェンダー平等」を取り上げます。SDGｓの5番目の目標に「ジェンダー平等を実現しよう」と定められ、他の１６目標とのつながりが多いテーマです。

ジェンダーとは、「社会的・文化的につくられる性」のことです。工業化が進んだ近代になって、男性主導型の社会が広がりましたが、北欧諸国などはいち早く男女平等社会に向けて歩みだしています。男女平等は、普遍的な人権の問題ですが、最近ではジェンダー社会がより高い経済成長を生んでいる点も注目されています。途上国に目を転じれば、貧困を主な原因とする不平等はかなり残っています。

地域ごとに問題の様相は違い、世代ごとの意識の差も大きなものがあります。改革にあたっては、男女間の対立になりかねず、特定の思想や家父長制とも結びついた反対もあり、単純ではありません。

男性主導型の「力」の発想が、戦争や地球温暖化を引き起こしているという指摘もあります。女性主導型の社会は男女ともに暮らしやすいという指摘もあります。「ジェンダー平等」は、これからを生きる人全員に不可欠な教養であり、実践テーマでしょう。