27日からの教養講座は「キャリア理論」

キャリア理論は、主にアメリカで発達しました。わかりやすく言えば、「仕事を軸とした生き方理論」。100年以上前に起源があり、職業指導や適性検査に応用されました。退役軍人の就職や優秀な生徒の発掘などにも力を発揮しました。アメリカらしい功利的な学問です。

経済が右肩上がりに伸びた時代でも、働く人たちの人生設計は楽ではありませんでした。最近ではIT技術が飛躍的に進歩し追いつくのが大変で、AIが人間の仕事を奪うとも言われています。ロシアのウクライナ侵攻や地球温暖化による地政学や生存のリスクも大きくなっています。

そんな時代、自分を見失わずに生きるにはどうしたらいいか。キャリア理論が手掛かりになります。著名な5人の理論を紹介します。スーパー、サビカス、シャイン、シュロスバーグ、ハンセンです。キャリアコンサルタントの国家試験では、鉄板の人たち。何かを感じてください。