27日からの教養講座は「医療の論点」

2023.03.25

医療の進歩はめざましいものがあります。平均寿命の伸びに貢献し、「人生100年時代」を実現しつつあります。一方、高齢化社会となり、医療費や介護費が、財政や個人の負担を大きくしています。先端医療の進化は、恩恵とともに医療費の高騰をもたらし、人間が生命の倫理にどこまで関わるべきかという問題も生んでいます。

科学の進歩には常に「光と影」があります。医療関係者だけでなく、一人一人が患者になりうる立場からも両者のバランスをよく考える必要があります。先端医療、医師と患者の関係、ターミナルケア、高齢者の介護、科学のあり方について論点を紹介します。