5月22日からの教養講座は「グルメ風土記」

2023.05.19 お知らせ

ポストコロナの時代になってグルメ人気が復活しています。ネットで星の数の多い店を選んだり、全国どこにでもあるチェーン店に行ったりするのはちょっと寂しい。日本各地の味を楽しみたいところです。名物料理の背景には、風土や歴史があります。22日から教養講座は「グルメ風土記」です。

地元グルメが成立する第一の条件は、自然です。海の幸、山の幸、豊かな水、寒い土地、暖かい土地、乾燥したところ、湿潤なところ……。土地の産物はまず自然に左右されます。第二が歴史です。人が多く集まった町、往来の激しい町、武士の町、町人の町、製造業の町、農村地帯。それぞれ料理は違います。外国人の存在は大変大きいと言えるでしょう。

全都道府県を紹介したいところですが、今回は稲庭うどん(秋田県)、シウマイ弁当(神奈川県)、栗きんとん(岐阜県)、京料理(京都府)、卓袱料理(長崎県)を取り上げます。料理の背景を知ることも教養でしょう。日本は広くて深いと実感します。