5月29日からの教養講座は「未来の年表　処方箋」

５月１５日からの教養講座で「未来の年表」（２０１７年刊、河合雅司著）を紹介しました。この時は２０６５年以降までにどんなことが起きるかでした。衝撃的な予測もありましたが、２９日からの週は同書に収められた「日本を救う１０の処方箋」をお伝えします。日本の大問題への理解を深めて下さい。

基本スタンスは「戦略的に縮む」。人口増を追い求めるのは幻想でしかない。自分の自治体だけよければいいというのも賢くない。まず労働力人口が減ることへの対策を講じ、政府が力を入れる外国人、AI、女性、高齢者らへの対策を検証します。

「２４時間社会からの脱却」「非居住エリアを明確化」「第三子以降へ１０００万円給付」といった提案があります。「都道府県を飛び地合併」という奇策もあります。それだけ深刻な状態にあるとも言えます。常識を超えた大胆な発想と対策が必要になっています。