2026年4月27日~5月1日(中満泉国連事務次長の講演)

~~~ 長谷川塾メルマガ 2026年4月27日号(転送禁止)~~~

◎速報→ 【地震速報】北海道十勝中部で震度5強 津波の心配なし | NHKニュース | 地震、北海道 →北海道・東北でまた地震があった。

***デイ・ウォッチ(24~26日/コメントも参考にしながら自分の考えをまとめましょう

トランプ大統領が参加した夕食会で銃撃事件 容疑者拘束で捜査 | NHKニュース →まさかの銃撃事件が起きた。男はすぐに取り押さえられた。31歳でロサンゼルス近郊に住み、教育関連会社の非常勤講師やビデオゲームの開発者として働いていた。一昨年の大統領選挙でハリス副大統領陣営に25ドルを寄付した記録があるという。一昨年もトランプ氏への暗殺未遂があったが、改めてアメリカ大統領ポストの過酷さを感じる。ただ、映像を見ると犯行は稚拙で、陣営の自作自演ではないかと思ってしまうのは、常識外れのトランプ政権への偏見か。

【中継】岩手 大槌町山林火災 北側の山に広がる あす午後雨か | NHKニュース →岩手・大槌町の山火事は5日目に入ったが、延焼が続いている。消失面積は1373ヘクタールで、昨年2月の大船渡市の3370ヘクタールの4割に達している。現地は災害が続いている。きょうは雨が予想されており、鎮火に向かって欲しい。

サウェ、史上初の1時間台 従来の男子記録を1分超更新―ロンドン・マラソン:時事ドットコム →1969年のアポロ11号の月面着陸で、「人類月に立つ」は流行語になったが、今回は「人類2時間を切る」。ケニアのサウェ選手の偉業で、従来の記録を1分以上縮めた。トラック出身の31歳というから、「中年の星」には早いが、ベテランの部類。AIの進歩が著しいが、人間も負けていない。

国連 中満事務次長「核軍縮議論 各国は合意形成に柔軟姿勢を」 | NHKニュース →今週の教養講座で取り上げている国連の中満泉事務次長が、27日からのNPT会議を前に記者会見をした。「核軍縮の成果が失われ、逆行の始まりを目にしている」と各国に合意形成に向けた柔軟な姿勢を求めた。日本は前回、岸田首相が出席したが、今回は国光外務副大臣。核軍縮に高市政権の熱量は低く、国旗損壊などに関心が高い。

科学者「連続失踪」に注目 核・宇宙分野、関連の証拠なし―米:時事ドットコム →アメリカで核や宇宙・UFO分野の科学者が連続して失踪し、関心を呼んでいる。NASAや米軍関係者ら10件以上の「事件」が報告されている。関連性や事件性のある情報はまだないが、トランプ大統領は記者団に問われて「無関係な出来事であってほしいが、調べていく」と説明している。

*** 「今日の名言」(気に入った言葉を探してみましょう)

◎堤康次郎(西武グループ創業者、国会議員。1964年4月26日死去、75歳)

「全員が賛成したら、その計画は危ない」 「すべて成功するには、失敗の原因を外に求めず、己れに求めることが大切である」 「事業に役人の古手を連れて来ることは最もよくない。役人気質で事業は成り立たない。役人気質は日々生死の境を行く真剣な事業家のなすところではない」 「景気の良い時は抑えろ、不景気の時に動け」 「(20歳で事業を失敗したとき)体の格好は一人前だが、判断力は5歳ぐらいの子どもにすぎなかった」 「私は30歳になるまで、何をやっても成功はおさめなかった。だます人間をあまりにたくさん相手にしたからである。しかし、今になると、これが私のたいへんな得になった。それまでに経験した失敗は、人生観を見出すための月謝と思えば、安いものだ」 「日本が発展すれば中産階級が台頭し、リゾート地の需要が大きく高まる。だから中産階級が使えるリゾート地を開発することは、国のためになるのだ」

*** 今週の教養講座(中満泉・日本記者クラブ講演①)

きょうから、核不拡散条約(NPT)運用検討会議が開かれます。それに先立って国連事務次長で、軍縮担当上級代表の中満泉さんが来日し、日本記者クラブで講演し、東京大学大学院入学式であいさつをしました。その内容を各2回に分けて紹介にします。

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 4月月27日から始まるNPT運用検討会議を前に、今の核軍縮をめぐる状況と課題について、お話ししたいと思います。

最初に申し上げたいのは、今の安全保障環境は、非常に厳しい状況にあるということです。冷戦後に私たちがある程度前提としてきた国際秩序は、すでに大きく揺らいでいます。ウクライナでの戦争、そしてイランをめぐる緊張、こうした状況の中で、核兵器の役割がむしろ強調される方向に動いています。核兵器の近代化や数の増加といった動きも見られ、軍縮ではなく軍拡の傾向が強まっていると言わざるを得ません。

さらに懸念しているのは、核兵器の使用を示唆するような発言、いわゆる「核の脅し」が常態化しつつある点です。こうした言説が繰り返されることで、核使用の心理的ハードルが下がってしまうのではないかという強い危機感を持っています。AIやドローンといった新しい技術が戦争のあり方を変えており、それが核兵器の運用システムと結びついた場合のリスクについても、まだ十分に議論されていません。

今回のNPT運用検討会議ですが、正直に申し上げて、簡単な会議にはなりません。非常に難しい交渉になるという認識は、ほぼすべての加盟国で共有されています。特にグローバルサウスの非核兵器国の間では、「NPTに参加していて何の意味があるのか」という不満や不信感が強まっている状況があります。

NPTは、本来、核不拡散、核軍縮、そして原子力の平和利用という3つの柱から成る、国際安全保障の基盤となる条約です。これまでは、この枠組みがすべての国にとって利益をもたらすものだという共通認識がありました。しかし現在は、そのバランスが崩れつつあり、特に核兵器国による軍縮の進展が見えないことに対する不満が高まっています。

もし今後、運用検討会議で成果文書が出せない状況が続けば、条約が実質的に空洞化してしまうリスクがあります。存在はしていても、信頼されず、機能しない枠組みになってしまう可能性があるということです。

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