2026年6月22~26日(教養講座:アートとビジネス)

~~~ 長谷川塾メルマガ 2026年6月22日号(転送禁止)~~~

***デイ・ウォッチ(19~21日/コメントも参考にしながら自分の考えをまとめましょう

サッカーW杯 日本がチュニジアを4対0で破る | NHKニュース  →日本がW杯で最高となる4点をあげ、圧勝した。日曜午後の日本列島は沸いた。前半4分に先制し、上田が2得点の活躍。守りもゴール枠内のシュートを許さなかった。次は金曜日午前8時(日本時間)のスウェーデン戦。決勝トーナメント進出の可能性は高いが、優勝が目標だからここで喜ぶのは早い。2位通過の場合、ブラジルと対戦する可能性が高いので、1位がベスト!

“本田語録”連発「2ミリくらい入っていた」「イケイケどんどんやてこれ!」 4得点に大興奮(日テレNEWS NNN)  →初戦でNHKの解説をしていた元日本代表の本田圭祐さん。この日は地上波で中継した日本テレビで解説した。上田の得点を予想し、「イケイケどんどん」の本田語録が飛び出した。選手や観客の目線に立った語りは好評で、次戦はNHKに登場するという。

米とイラン 覚書後初の協議 イランがトランプ大統領に反発 | NHKニュース  →アメリカとイランの協議がスイスで始まったが、イランが握手や写真説明を拒否し、退席した模様。トランプ大統領がヒズボラを念頭に「代理戦争を止めなければ再び攻撃する」と投稿、インタビューで「ホルムズ海峡を封鎖するなど国をなくす」など過激な言動をしていることが反発の理由らしい。国内で「イラン協議は失敗」との声が高まっており、強硬姿勢を見せる必要があるのか。先行きが心配だ。

東京 北区 小学校の火事 廊下に煙充満 教員は窓から避難の判断 | NHKニュース  →東京都北区にある滝野川第三小学校の音楽室付近から出火し、児童や教職員11人がけがをした。近くの人が撮影した動画では、児童らは3階のひさしに避難し、かなり危険な状態だった。火元ははっきりしない。今後、小中学校の安全対策や建築に影響しそうな火事だ。

ロッテ アイスの値上げ発表 カルテル疑いで立ち入り検査後 | NHKニュース  →カルテルの疑いで公取委の立ち入り検査を受けたロッテが、アイスの値上げを発表した。「雪見だいふく」など35品目について、5~16%引き上げる。常識的には不祥事発覚直後に値上げはしないだろう。それとも「どうせ批判されるなら駆け込みでやってしまおう」という開き直りか。

滋賀 日野町の強盗殺人事件の再審で検察が有罪主張しない方針 | NHKニュース →滋賀県で起きた日野町強盗殺人事件の再審で、検察が有罪の主張をしないと発表した。無罪判決が言い渡される見通し。元被告は服役中に亡くなっており、社会常識では当然の判断だ。国会で再審法制が審議されているため、有罪立証を見送ったという見方もある。

*** 「今日の名言」(気に入った言葉を探してみましょう)

◎ニッコロ・マキャベリ(イタリアの政治思想家。1527年6月21日死去、58歳)

「運命の女神は、積極果敢な行動をとる人間に味方する」 「大いなる意欲のあるところに、大いなる困難はない」 「好機というものは、すぐさま捕まえないと逃げ去ってしまう」 「危険を伴わずに、偉大なことは何も成し遂げられない」 「他者を強力にする原因を作るものは、自滅する」 「決断に手間取ることは、常に有害である」 「決断力に欠ける人々がいかに協議しようとも、そこから出てくる結論は常に曖昧であり、それゆえ、常に役立たない」 「継続的な成功を求める者は、時代に合わせて行動を変えなければならない」 「君主たるものは才能ある人材を登用し、その功績に対して十分に報いることを知らねばならない」 「敵に対する態度と味方に対する態度は、はっきり分けて示せ」 「個人でも国家でも同じだが、相手を絶望と怒りに駆り立てるほど、痛めつけてはならない」 「戦いを避けるために譲歩しても、戦いを避けることはできない。譲歩しても相手は満足せず、譲歩するあなたに敬意を感じなくなり、より多くを奪おうと考えるからだ」

*** 今週の教養講座(アートとビジネス①)

今週は「アートとビジネス」を考えましょう。「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか/経営における『アート』と『サイエンス』」(山口周著、2017、光文社新書)を取り上げます。9年前の本ですが、「美意識による経営」は今こそ重要な気がします。「はじめに」と最初に収録されている「忙しい読者のために」を中心に紹介します。

【はじめに①】

英国のロイヤルカレッジオブアート(RCA)は、修士号・博士号を授与できる世界で唯一の美術系大学院大学です。アートデザイン分野のランキングで世界1位に選出されており、視覚芸術分野では世界最高の実績と評価を得ている学校と言っていいでしょう。続々と革新的な家電製品を世に送り出しているダイソン社の創業者であるジェームズダイソンは、RCAでプロダクトデザインを学んでいます。このRCAが、企業向けに意外なビジネスを拡大しつつあるのです。

グローバル企業の幹部トレーニングで、さまざまな種類のプログラムを用意しており、自動車のフォード、クレジットカードのビザ、製薬のグラクソ・スミスクラインといった企業が、将来を担うと期待されている幹部候補を参加させています。伝統的なビジネススクールへのMBA出願数が減少傾向にある一方で、アートスクールや美術系大学によるトレーニングに多くの企業が幹部を送り始めているという記事もあります。

「仕事が忙しくて美術館なんかに行っている暇なんかないよ」という日本のビジネスパーソンからすれば、この風景は奇異に思われるかもしれません。しかしこういった傾向は、すでに21世紀に入ってから顕在化しつつありました。例えば「MFA=芸術学修士は新しいMBAである」と題した記事が、ハーバードビジネスレビューに掲載されたのは2008年のことです。先進的な企業において、MBAで学ぶような分析的でアクチュアルなスキルよりも、美術系大学院で学ぶような統合的でコンセプチュアルなスキルの重要性が高まっていることを報じています。

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