2026年10月26~30日(教養講座:天才作家たちの日課)
~~~ 長谷川塾メルマガ 2026年10月26日号(転送禁止)~~~
***デイ・ウォッチ(23~25日/コメントも参考にしながら自分の考えをまとめましょう)
◎松井秀喜氏 巨人の新監督に就任 記者会見「新たな黄金時代を」プロ野球 | NHKニュース →巨人の新監督に大物元大リーガー・松井秀喜氏が決まった。背番号は長嶋茂雄監督と同じ「90」。「新たな黄金時代を作りたい」と語った。最近の巨人は著名人が少なかったが、来季は注目を集めそうだ。一方、高松商業から巨人にドラフト1位で入団した浅野選手は自由契約となった。今さらながら厳しい世界だ→巨人 ドラフト1位 4年目の浅野翔吾を自由契約 育成契約打診へ | NHKニュース
◎GMO 不正アクセス問題で政府に「能動的サイバー防御」を要請 | NHKニュース →不正アクセスで実害を受けたGMOが、政府に「能動的サイバー防御」を要請した。今月から施行された措置で、国が攻撃に使用されているサーバーを特定し、警察や自衛隊の専門部隊がアクセスする。1民間企業の要請では実行は難しいとみられるが、事態はそこまで深刻になっている。まだ序の口という見方も多い。驚異的な便利さをもたらしたデジタル・AI社会は、大きな曲がり角にあるようだ。
◎オバマ元大統領が接戦州入り“歯止めかける最後で最大の機会” | NHKニュース →11月3日の米国中間選挙まで10日。トランプ大統領をストップできるのは、金融市場か中間選挙と言われてきた。オバマ元大統領が接戦州のオハイオ州とミシガン州で民主党候補を応援。「今回の選挙はトランプ政権に歯止めをかける最後にして最大の機会だ」と訴え、投票を呼びかけた。トランプ大統領は「現職大統領は中間選挙で苦戦するが、今回はそうなっていると思わない」と相変わらず強気だ。
◎“北朝鮮 キム総書記が中国訪問”中国国営メディアが報道 | NHKニュース →北朝鮮のキム総書記が中国を訪問した。トランプ大統領はキム総書記との会談を模索し、11月に中国で開かれるAPECで米中首脳会談が開かれる予定。その作戦会議とみられている。米中ロに北朝鮮も絡んだ動きは予測しがたい。日本としても要注意で、柔軟でしたたかな対応が問われる。
◎村上龍さん死去 「限りなく透明に近いブルー」「コインロッカー・ベイビーズ」 74歳 | NHKニュース →作家の村上龍さんが亡くなった。74歳。社会の新現象や病理を鋭角的に切り取った。テレビ東京の「カンブリア宮殿」のホストを務め、知名度も高かった。深く敬愛している作家として中上健次をあげ、大きな影響を受けたという。作家の島田雅彦さんはXに「あなたの書くスケールの大きい人騒がせな小説が大好きでした。ひとまず中上さんによろしく」と投稿した。
*** 「今日の名言」(気に入った言葉を探してみましょう)
◎榎本武揚(幕臣、明治期の外交官。1908年10月26日死去、72歳)
「学びてのち、足らざるを知る」 「冒険は最良の師なり」 「私が新政府への反乱という行動に出るのは、好んで行うことではない。和を持った天皇の国を作り上げるためである。言葉ではなく行動に出るしかないと決心した。天がもし私を捨てなければ、まためでたく会えるだろう。そうでなければ、私は死んでいることだろう」 「五稜郭はまさに落ちようとしている。軍規は乱れに乱れて味方は頼りない。残った兵士はこの世を惜しんで深夜に語りあっている。ここに来た時は優れた兵士だった者も、今は変わってしまった。甘んじて罰を受けようと思う。後悔は百歳まで続く。私は武士であり、下される処分に対して反論することはない」 「日本人はロシアを恐れ、すぐにでも蝦夷に襲ってくるなどと箸にも棒にもかからない思い込みをしている。私はロシアのことをよく知る立場にあるため、日本人の臆病さがよくわかる。今後のことも考えて、ロシアについての書物を残すことに勤しんでいる」 「振り返ってみて五稜郭のときの苦労を思えば、外務大臣の仕事など、どれほどのものでもない」
*** 今週の教養講座(天才作家たちの日課①)
天才と呼ばれるような人は、どんな毎日を過ごしていたのだろうか。米国のフリーライターが著した「天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々」(メイソン・カリー著、2014、フィルムアート社)から探ってみたい。著者は天才たちの「ルーティン=日常的な習慣」に着目した。よい習慣は「頭脳に余裕ができ、真に興味深い分野に進むことができる」からだ。
著者の結論は「多くの人は、日々仕事に励みながら、その進み具合に完全に自信を持っているわけではなく、1日休むだけでも、仕事の流れが途切れるのではないかと、常に不安に思っている。誰もが時間をやりくりして仕事をやり遂げている。ただし、そのために生活をどのように組み立てているかには数え切れないバリエーションがある」。凡人とあまり変わらない日常も見えてくる。天才作家5人の日課を紹介する。
◎アガサ・クリスティー=1890~1976、イギリスの推理作家。著書に「そして誰もいなくなった」「オリエント急行殺人事件」など。
アガサ・クリスティーは自伝の中で、本を10冊書いた後でも、自分をプロの作家だとは思わなかったと述べている。書類の職業欄にも、「主婦」以外に記入する気にはなれなかったと述べている。「おかしなことに、結婚した当初に書いた本についての記憶はほとんどない。多分、普通の生活を非常に楽しんでいたので、書くのは時々、集中的にやるだけだったからだと思う。自分の部屋というものはなかったし、こもって書くような場所もなかった」。
そのせいでクリスティーは、取材があるといつも困った。記者は必ず机の前にいる著者の写真を撮りたいというからだ。だが、そんな場所はない。「私に必要なのは、しっかりした台とタイプライターだけだった」とクリスティーは書いている。「寝室にあった大理石の天板の洗面化粧台は、いい執筆場所になった。食事の合間の食卓もよかった」。
多くの友人にこう言われた。「一体いつ本を書いているの? 書いているところを見たこともないし、書くためにどこかへ行くのを見たことがない」。私はきっと、犬が骨をくわえてどこかへ行くときのようにしているのだろう。犬はこっそりその場を立ち去って、30分かそこら姿を見せない。戻ってきたときには、鼻に砂をつけて、決まり悪そうにしている。
私も、これから執筆しようという時は、少し恥ずかしい気持ちになる。でも、いったんその場から離れてしまえば、扉を閉めて、邪魔が入らないようにする。あとは全速力で書き進められるし、書くことに没頭できる。
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